細胞を活性化するモノ

たまに活性化しないモノ

キラキラではなかった

今年のラ・フォル・ジュルネ忘備録。

 

5/3:自然へのオマージュ〜ア・カペラでめぐる世界の旅 出演:V8

5/4:動物たちのカーニバル〜室内楽版「動物の謝肉祭」 出演:小曽根真、他

5/4:音楽の冒険〜藤倉大が考える La Nature 

(番外編)5/9:レミ・ジュニエ(ピアノ)

 

昨年観た「spark」が素晴らしすぎて、今年のテーマ「ナチュール 自然と音楽」に物足りなさを感じつつも、キラキラした音をたくさん聴ければいいかなぁという感じで参戦。しかし、最後に体に残ったのはキラキラではなかった。

 

滑り出しはよかった、アカペラグルー V8の奏でる音はキラキラしていて、そうそうこれが欲しかったのよ~。という感じ。

アンコールのライオンキングで盛り上がって満足して終わった。

 

翌日の小曾根さんのステージは、ザ・エンターテインメント!

導入はピアノとバイオリンの「春の海」!でつかみはOK。

最後はサンサーンス「動物の謝肉祭」で派手に盛り上がり楽しく終了。

 

その流れのまま、ルンルン気分で聴きに行った藤倉大

弦楽器ベースの公演だよなぁ、くらいの前情報で行ったのだが

とんでもなかった。

 

公演の解説にはこうある。

---------------------

ブーレーズが絶賛した作曲家 藤倉大が、ペルーの伝統音楽からD.シルヴィアンまで、多彩なジャンルの音楽に自作を交えて構成した実験的音響空間。藤倉の独自な自然観を皆でシェア!

---------------------

 

まさに実験でしたよ。

音楽による人体実験。

てか、これが「自然感」なのか・・・理解しがたい。

 

特に、最後に演奏された藤倉大 作曲の「 Flare」

演奏しているへんみ弦楽四重奏団の人たち、気が狂っちゃうんじゃないかと心配になったし、聴いているうちに演奏している彼らの姿がホラーに見えてくる。

 

聴き終わった時の脱力感。

脳みそをかき回されたような疲労感。

もう、2度と聴きたくないと思うけど、怖いもの聴きたさでもう1度聴きたいような気もする。

なんとも不思議な体験だった。

 

youtube「 Flare」は見つからなかったけれど

藤倉さんの作品はあったので紹介。

「 Flare」に比べると、まだ優しい。

 


Dai Fujikura - Secret Forest (2008)

 

そして番外編のレミ。

友人が大ファンで、彼のピアノを聴きたがったのだがチケット完売。

しかし、執念で5/9のコンサートを見つけ出し聴きに。

そのフワフワの頭とシャイな笑顔から、キラキラのピアノを想像していたら

重いのなんの。

ここでも私の期待は軽くかわされ、どすんとした重厚な音を浴びてきました。

人は外見では判断できないなぁ。

 

というわけで、今年のラ・フォル・ジュルネ

体にドスンと染み渡るものになりました。