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琅琊榜(ろうやぼう)

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「2015年の中国ドラマ最高傑作の”神劇”」と前評判の高かったこの作品。

本当~に面白かった。

まさに"神劇"でした。

 

主人公は皇帝争いをサポートする”策士”なので、

情報をつかみ、流し、人をコントロールし、状況を有利に運ぶ。

 

伏線だらけ、と言われているとおり

上手に組み合わせたパズルのように、

いろんな情報が各所にちりばめられており

時間と共に点と点が線になっていく。

 

物語は淡々と、且つ豪快に展開するので

観ている方もしっかり観ていないと置いて行かれる。

 

登場人物は、はっきりものを言わない人が多く

自分の心情や状況をぼそっと言葉少なに暗喩する。

 

 「今、この時点で誰がどこまで真実に気づいているのか?」

それぞれの登場人物の表情や言葉から推理する

推理小説のようなところも私好みの作品だった。

 

しっかりと考えられ構成された脚本に美しい映像。

ストーリーの抑制っぷりと呼応したような

白と黒、雪と墨の世界。

ときに炎の赤。

 

そして物語は

先の王の侍従であった宦官に一言ぼそっと語らせ

次の争いを暗示させながらの「終話」。

 

終わり方も秀逸だったなー。

(実際は、この後にもう1シーンあるのだが必要だったか?)

 

原作者は「海 宴」。

この作品もインターネット小説らしいのだが、

こんな骨太作品がインターネットで読めるとは。

日本におけるインターネット小説とは位置づけが違うのだろうか。

 

ストーリーの秀逸さもさることながら、登場人物たちがみんな魅力的!

演者も素晴らしかった。

主演のフーゴ―には、「風中の縁」から夢中なのだが

サブキャラの飛流と蒙摯!

二人の醸し出す空気感、好きだなぁ。

二人とも最強レベルに強いのだが、欠けている部分もある。

そんなアンバランスが人間らしく、みんなに愛されていた。

 

そう考えたら、この物語は男同士の愛と信頼の話だったな。

ドラマの中では「情義」という言葉で語られていたが、

このドラマが大ヒットしたということは

今大陸では、「情義」が求められているのか?

 

と、そんなことはさておいて

ドラマを見ている本数としては韓国ドラマが圧倒的に多いのだが

どっぷりハマる作品は中国・台湾系が多い。

中国は歴史もの、台湾は現代ものに限るが感覚に合うんだろうなぁ。

 

というわけで、お勧め作品を。

■中国歴史もの

「宮廷女官若曦」 原作:トン・ホア 演出:リー・クォックリー

「風中の縁」 原作:トン・ホア 演出:リー・クォックリー

※「風中の縁」の続編と言われている「雲中歌」(原作:トン・ホア 演出:于正)→こちらは全くおススメしません。制作スタッフが違うとこんなに違うのか。あとは主演女優の力の差か。

 

■ 台湾現代もの

「イタズラな恋愛白書」 監督:チュウ・ヨウニン 脚本:シュー・ユーティン
※この邦題、どうにかならなかったか

 

 


日本初放送!『琅琊榜(ろうやぼう)-麒麟の才子、風雲起こす-』